中性脂肪の恐怖。若くても油断は禁物!あなたの体は大丈夫?

健康についての情報・豆知識

あなたも、年に一度の健康診断の結果が年々悪くなっていませんか?

特に

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 中性脂肪

女性も男性も、何も気を付けていなければ30歳を境に
どんどん結果が悪くなると言われています。

それはご存知の通り、年齢・運動不足・食生活の乱れ
が原因です。

20代は若さでなんとかなっていたものが、今
どうにもならなくなっていませんか?

まだ元気で働けると油断していてはいけません。
私はそれで盛大に体調を崩しました。(現在進行形です)

そこで、今回から軽く考えていると怖い「恐怖シリーズ」と題して
「中性脂肪」「コレステロール」などの気になるワードをピックアップして
正しい知識と対策に役立つお話をしていこうと思います。

今回の第一回テーマは中性脂肪について、です

健康診断結果と自覚症状

2017年秋の健康診断の結果は酷いものでした。

基準値 2017年 2016年
中性脂肪 150mg/dl ↓ 134mg/dl 111mg/dl
LDLコレステロール 40mg/dl ↑ 46 51
HDLコレステロール 140mg/dl ↓ 140mg/dl 132mg/dl

HDLコレステロールが基準を超えてしまったので脂質異常症(高脂血症)との診断です。

  • かなり疲れやすくなった
  • あまり食べていないのに痩せない
  • 忘れっぽくなった

でも、仕事が忙しくて精神的に疲れているだけでしょう・・・と軽く考えていたんです。
しかし、年々数値が悪くなっている事を考えると、

ひなた

あれ、30代前半でこれってまずくない??

という思いが大きくなってきました。

原因は言わずもがな。

  • 食習慣
  • 運動不足
  • 肥満

ですね。
実は私、見た目はちょっとふっくらしているだけでそれほどデブに見えないんですが、
体脂肪率が34%もあり、BMI26の「軽肥満」に分類されるんです・・・。

体に着いている脂肪の重さはおよそ20kg・・・!
標準的な幼稚園のお子さん1人分です!!

軽だからまだ大丈夫でしょ!と油断してきたここ数年。
肥満は肥満ですよね・・・。ようやく自覚してきました。

そもそも中性脂肪とはどんなもの?

・・・ここまでで、中性脂肪はだめだ!悪いものだ!!という風向きになってしまっていますが、申し訳ありません。

中性脂肪は完全なる悪者ではないという事を先に説明させてください。

中性脂肪とは、体を維持するためのエネルギー源なのです。
体を維持する必要分以上に摂りすぎると、脂肪として蓄えられてしまうだけのもの。

ですので、中性脂肪は多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ。そういうものなのです。

コレステロールは中性脂肪じゃないの?

コレステロールは体の中に存在する「脂質」の一つで、

  1. 脂肪というエネルギーを体内へ配る役割をする悪玉コレステロール
  2. 悪玉コレステロールが配りすぎた脂肪を回収してくれる善玉コレステロール

があります。

悪玉コレステロールはLDL、善玉コレステロールはHDLと表記されています。
この均衡(バランス)が崩れると、肥満になってしまうのです。

  • 中性脂肪は体のエネルギー源
  • コレステロールはエネルギーの配布もしくは回収の働きをするもの

と考えてよいでしょう。

中性脂肪とコレステロールの関係

血液中の中性脂肪が増加すると、HDL(善玉)が減少し、LDL(悪玉)が増加してしまうという関係があるようです。

どんどん血液中に中性脂肪(エネルギー)が配られて、余剰分は蓄積され、回収する機能が追いつかず、そのまま溜まり続けてしまうというわけです。

私の体のイマとは

これらを考えると、私の体は今

  • エネルギーはちょっと摂取が多め
  • エネルギーを運ぶ悪玉が多くて全身に配られまくっている
  • 善玉が少なくて余剰分を回収しきれず、脂肪として溜まる速度の方が早い

という状態のようです。
なるほど・・・。

30代から数値が悪化する原因とは

30歳をピークに代謝能力が減少してくるためです。

これが、

 20代の時はなんとかなったのに、30を過ぎたらダメになってきた

原因です。

長年続けてきた生活習慣、運動不足、ストレス。
その全てが一気に降りかかって来るという訳です。

本当の恐怖、これからなるかもしれない病気5つ

中性脂肪の値が高いと、血液中の悪玉コレステロールが増えて
動脈硬化(血管が詰まってしまう)の原因となります。

これが全身の血管で起こるようになってしまうと、若くても以下の病気にかかる確率が高くなってしまうのです。

1.心筋梗塞

心臓に血管からの新鮮な酸素が送られず、心臓の筋肉が壊死してしまうと起きます。
一度壊死した心筋は元に戻りませんので、早期の対応が必要となります。

血栓という血管内の詰まりがひどいと、心臓が止まって亡くなることも少なくありません。

2.狭心症

心筋梗塞と同じように、心臓に酸素が行き届かず、
胸が押しつぶされたような痛みや呼吸困難が続き、気持ち悪さを感じることもあります。

放っておくと心筋梗塞となり、後戻りができなくなりますので
自覚症状があれば内科を受診する事をお勧めします。

3.脳梗塞

心筋梗塞と同じく、脳へ酸素とエネルギーを供給している血管が詰まる事で
脳の細胞が死んでしまう病気です。

最悪の場合は神経麻痺やそのまま亡くなってしまうケースもあります。

4.間歇性跛行症

かんけつせいはこう症と読みます。
足が痛んだり痺れたりして歩行が困難になります。

こちらの病気は神経性のものと血流の悪さで起こる2パターンがあり、
動脈硬化という血流性の原因で発症します。最悪の場合は歩くことができなくなります。

血の流れが改善されれば再び歩くこともできるようです。

5.脂肪肝

脂肪肝は自覚症状がありません。

肝臓は体内のあらゆる毒素を分解する臓器ですので、ここが不調になると
糖が分解できずに糖尿病になったり、様々な生活習慣病にかかりやすくなったりします。

血液検査で見つけることが難しく、GOT、GPT、γ-GTPの値が高いと脂肪肝であると判定されるようです。

中性脂肪の値が低すぎても病気になります

・・・ここまで読むと、まるで中性脂肪が完全に悪い!というイメージになってしまうと思いますが、逆に少なすぎるのも病気の原因となります。

そもそも、中性脂肪とは体のエネルギー源です。
生命維持活動に必要な栄養素ですので、体内に少なすぎるのも問題なのです。

女性に多いと言われるバセドウ病が代表的な例です。

生活習慣の見直しについて

なかなかすぐには改善できない・・・!

中性脂肪が高い事、放っておくと大変なことになるのは分かった。
でも、そんなにすぐ生活習慣を変えたり運動をするなんてできない!!

分かります、私もそう思っています

三食食べないと日中ふらふらしてしまうし、ご褒美のお菓子がなければストレスが溜まって頑張って働くこともできません。

食事バランスを考えようにも、仕事に家事に忙しくて完璧にできないですよね。

特に私は変に完璧主義なので少しでも欠けたりミスをすると
とたんにそれが許せなくなって全てを放り出したりしてしまいそうになるんです。

そこで、

  • 劇的に生活を変えないこと
  • 無駄にお金を使わないこと

これらを条件に、小さい範囲からできることを考えてみることにします。

自宅内で出来る簡単な運動

まずは運動の習慣化です。

ジムに行ってみたり、ホットヨガを始めてみたりしましたが
どれも長続きしませんでした

なぜなら、会費が高くて毎日通えないし人目が気になって運動に集中できなかったからです。

そこで考えたのが自宅でできる簡単な運動方法。

朝晩のウォーキングも考えましたが、世の中物騒なので女性である自分としては候補から外しました。

Level1.踏み台昇降

自作するもよし、専用の台を購入するもよし、です。
外が雨だろうが風だろうが雪だろうが、家の中なので毎日実施可能ですよね。

ジムで鍛えるより効果を実感するためには長い期間継続することが必要ですが、
一番安上がりで一番安全な方法なのでおすすめです。

特に運動嫌いの私にも続けられそうな点は、
段差の上り下りをするだけの簡単な動作であるということ。
ダイエットにも繋がりそうなので、やってみようと思います。

消費カロリーは性別・体重や年齢と段差の高さにもよりますが、
30分でおよそ150kcal消費できるようです。

Level2.腹筋ローラー

踏み台昇降を継続して、体力や筋力が少しずつついてきたら
腹筋ローラーを使って筋トレをするのも良いかもしれません。
自宅のフローリングや畳ならヨガマットを敷いて実施できます。

体のライン、特にたるみなどは引き締めないと見た目も変わりません。

普段まったく運動をしていない人がいきなり始めると
変に力が入ってしまって腰痛になったり腰痛が悪化したりするので
無理に導入をしないように気を付けてください。

食生活の改善は、健康食品やサプリメントの導入でサポート

外食が多かったり、いつも同じメニューを作ったり・・・。
忙しい毎日だと本当に数品用意するのは大変ですよね。

そこで登場するのがやはりサプリメントや健康食品です。

そんなのに頼るなんて怠けてる!!

そんなことを考える必要はありません。
世の中沢山の健康食品やサプリメントが販売されていますよね。
それは、必要としている人が大勢いるから。

自分だけじゃない、みんな困っている。

だからなんです。引け目を感じる必要はありません。
普段の食事をアシストしてもらうために、積極的に導入するべきです。

健康食品やサプリメントを選ぶ時のアドバイス

 

先ほども申し上げましたが、世の中には数多の健康食品・サプリメントがあります。

その中で本当に効果を実感したいなら

  1. 毎日続けられる味や形状であること
  2. 毎日続けられる金額であること
  3. できればトクホや機能性表示食品であること

これを基準に考えて頂きたいです。

特に3.は消費者庁や企業がその効果を認めているものですので信頼性があります。

口コミも大事ですが、こういった食品のランクも注意して選ぶこともお勧めします。

機能性表示食品とは?特定保健用食品(トクホ)との違いを簡単に説明します
森永の「おいしい青汁」をご紹介したときに出てきたキーワード、 機能性表示食品 とは何?という問題にスポットをあてて調べてみました。 日常的によく耳にするトクホとは違います。 消費者庁がガイドラインを発表していますが、難しくて分かりにくいので...

まとめとして

見た目はまだ大丈夫。毎日会社に来て仕事しているし大丈夫、元気だ。

そう思って油断していたら、近い将来に体が不自由になったり
不調すぎて医療費がかかりすぎたりして困ったことになる可能性が大きいです。

社会人の方は、いつも惰性で受けている健康診断かもしれませんが
内容をよく見てみてください。徐々に数値が悪くなってきていませんか?

人間は年を取りますし、老化は避けて通れません。
少しでも自分の体を大事にして、趣味ややりたいことをずっと楽しむためにも
今一度、生活習慣について見直してみましょう。

私も頑張ります!

コメント

タイトルとURLをコピーしました