私、30を過ぎてもまだまだ若い気持ちで居ました。
仕事だって順調だし、むしろ経験を積んできた分焦る気持ちが無くなって
安定してきた感じがしていたのです。
ところが、気が付くとここ2~3年の健康診断の結果が徐々に悪くなってきているんです。
普段の生活習慣や仕事のボリュームなど、何も変わっていないのに・・・。
変わったといえば30代に突入した事くらい。
そういえば最近、疲れやすくなってきたな・・・とか、
焼肉大好きだったのに重く感じるようになったな・・・とか
ちょっとした変化は感じていました。
仕事の責任も増えて、ただ疲れているだけかと思っていましたが
どうやら30歳からは女性のターニングポイントで
10代や20代では若さでなんとか出来ていたものが
そのままのペースではどうにもならなくなってきていたようです。
私が感じている自覚症状について
「いつの間にか」という表現が一番正しいと思います。
今まで、社会人になってから10年近く続けてきた生活習慣のまま過ごしていただけ。
なのに体が思うように動かなくなってきました。
- 何をしても疲れやすくなった
- 運動がさらに億劫になった
- 好きな食べ物が変わってきた(こってり→あっさり)
- 濃い味付けのものや脂っこいものを食べると胃がもたれる
- 食べる量は減ったのに、痩せない
- むしろ太りやすくなった
会社で仕事を任されたり、リーダー的役割を担うようになったため
ストレスも多少あると思いますが・・・
いきなり「あれ、あれ?」という感じでいつの間にか
色々な症状に悩まされるようになりました。
ぎっくり腰になったのにも驚きました。
え!まだ30代なのに!!というショックが隠し切れなかったのを覚えています。
30代になって体調を崩しやすくなる理由
代謝力の低下
厚生労働省の情報提供サイト、e-ヘルスネットからの情報を参照して作成しました、
日本人の平均的な基礎代謝量のグラフです。
男女ともに基礎代謝の力が最も高いのは12-14歳(中学生)頃で、
以降は下降しているのが良く分かります。
男性は30歳ごろまではピーク近くの数値を維持できていますが、
女性は下がり続けていますね。
基礎代謝が下がっている事に気付かず、10代20代と同じ食事内容や運動量を続けているだけでは消費されるカロリーが余ってしまい、肥満の原因となっているのです。
体に着いた脂肪は落ちにくく、体を冷やす原因にもなります。
私のように入社して10kg以上も太った人は要注意です。
代謝とは、体に不要な毒素などを排出してくれる体の機能です。
その機能が下がっているという事は、
疲労物質や老廃物を溜め込みやすくなっているということ。
デトックスがうまくできていないのです。
20代での無理が体に現れてくる
- 不規則な生活
- ダイエットの繰り返し
- お酒やたばこ
- 寝不足
学生時代からの延長で、まだいける、まだやれる
と思って続けている事はありませんか?
私はネットゲームが大好きで、夜の方がログインしているメンバーも多いし
ついつい日付を過ぎても遊んでいる事が多くて夫に注意されることもありました。
結婚当初(20代)の頃は、平日全て遅くまでゲームをしていても
問題なく会社に出ることができていたのですが、
今こんなことをしていると、非常に朝が辛くて最悪な状態になります。
ですので、今は付き合いも大事だけど必ず23時にはログアウトして
ゆっくりお風呂に入って寝るという習慣に変えています。
仕事や家庭への責任によるストレス
30歳前後になると、職場でのリーダー的立場になっている事も多いかと思います。
また、女性は結婚や妊娠出産で家庭での役割も増えることによって、
独身時代とは違う忙しさとストレスを抱えるようになります。
かく言う私も、家に帰れば家事をし、平日は会社でのストレスを溜めに溜めて
自分の趣味に費やす時間も激減した結果、現在体の各所が悲鳴を上げている状態です。
「自分を取り戻す時間」
がいかに大切かをしみじみと感じています。
「未病」という状態
未病という言い方をご存知でしょうか。
調子の悪さを感じている私のこの状態こそ、継続的な未病状態と言えます。
健康状態と病気の状態、実はこの明確な区別ってないんです。
人それぞれでもありますよね。
この、健康←→病気の間を行ったり来たりしている状態を「未病」と言います。
日常生活で疲れやすいと感じたり、風邪をひきやすくなった、夜ぐっすりと眠れなくなった気がする・・・等々、これらの自覚症状がある場合は未病状態と言えます。
私の住んでいる神奈川県のホームページでは、2017年の11月に
「未病」についての情報提供と簡易診断のページが出来ました。
行政が情報を提供するほど、この状態である人は多いということです。
特に、私たち30代の働き盛りの世代は
「仕事が忙しいから仕方ない」
「責任があるからこれくらいの疲れは気合でなんとかしないと」
と、深刻にとらえずに放置してしまいがちです。
病気ではないけど健康ではない状態である、
ということをしっかり自覚しなければなりません。
注意すべき病気や症状
未病の原因は加齢やストレス、不規則な生活です。
でも、すぐにこの生活を改善できるわけではないのが現状。
危機感を持たなければ変えていく気すら起こらないでしょう。
ということで、女性に限った話では以下のような病気や症状になりやすいので
自分の体の状態を振り返ってみてください。
- 月経不順
- PMS(悪化するなど)
- 子宮内膜症
- 乳がん
- 子宮頸がん
- 不正出血
- 異常な生理痛
また、女性に限らず若年性更年期障害や、ストレスが原因の自律神経失調症など
「未病」状態を放置しておくと「病気」の方にどんどんと傾き、様々な症状が複合的に発症してどこから改善すればよいのか分からなくなってしまう可能性があります。
まとめとして
- 疲れやすくなった
- 熟睡したような気がしない
- なんとなく憂鬱
それ、ただの疲れじゃないかもしれませんよ。
まだまだ若いつもりでいても、今が一番何でもこなせていると思っても
残念ながら年齢には勝てませんし、放っておくとジワジワともっと状態が悪くなってくる可能性もあります。
10年間頑張って働いてきたご褒美でもいいですし
キャリアアップについて落ち着いて見直す良い機会にしてもいいと思います。
30代の大人だからこそ、これからも楽しく活き活きと生きていくために
自分の体と素直に向き合ってみませんか?
これからの人生、後悔しないためにターニングポイントとして
私もやっと向き合い始めたところです。
どこから改善すべきかまだまだ模索中ですが、
始めなければ何の成果にも結び付きません。
1年後でも5年後でもいい、未来に成果を出せる事だけを信じて
今日も自分の不摂生を反省しつつ健康に良いことを考え続けています。
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