牛乳と豆乳の効果やその違い、はっきりと知っていますか?
私は単純に「牛乳は好き、美味しい」「豆乳は豆臭いしドロっとしてておいしくない」
というイメージだけで牛乳ばかりを飲み続けてきました。
逆のパターンの方や、両方苦手という方もいらっしゃいますよね。
好き嫌いが分かれる飲み物だと思いますし、アレルギーで飲んではいけない場合もあります。
最近、青汁と混ぜることによって豆乳の美味しさとその良さを知りましたが
成分レベルでどのくらい特徴に差があるのかが気になったので調べてみました。
牛乳のはなし
主成分
牛乳は「動物性タンパク質」が主な成分です。
100gあたり、およそ67kcalで、
85%以上を占める水分を除いた平均的な栄養価は以下の通りとなっています。
全てmgで統一していますので、牛乳は炭水化物・脂質・炭水化物が主な成分のようです。
また、さらにこれら3成分を除いたグラフは以下の通りです。
意外とカルシウムよりカリウムの方が多く含まれているんですね。
牛乳=カルシウム補給!と思っていたので驚きです。
カリウムはミネラルの一種なので気にすることはありません。
カルシウムとほぼ同量で、その吸収を助けるリンが含まれているので効率よく摂取できるという訳のようです。
健康効果について
豆乳の成分分析結果を見て頂けるとより分かりやすいのですが、
カルシウムを摂取するなら牛乳の方が効果的
です。
前述の通り、カルシウムの含有量とリンの含有量が圧倒的に豆乳より優れています。
アレルギーについて
- 皮膚や粘膜のかゆみ
- 皮膚の赤み、腫れ
- じんましん
- 呼吸困難
- 目の充血
- アナフィラキシー
牛乳のアレルギーは子供のアレルギーとして2番目に多いもので、
3歳くらいまでに80%~90%が治るようですが、
大人になっても若干の割合でそのアレルギー症状が残るとされています。
家族で小さい頃牛乳アレルギーだった人がいますが、今は普通に飲めています。
しかし、飲み過ぎるとお腹が痛くなったり少し肌が痒くなったりするようなので
「好き嫌いはダメ!」と言わず、体と相談して飲んでくださいね。
豆乳のはなし
主成分
豆乳は「植物性タンパク質」が主な成分です。
100gあたり、およそ46kcalで、
90%以上を占める水分を除いた平均的な栄養価は以下の通りとなっています。
※無調整の豆乳を基準にしています
牛乳のグラフと同じく、全てmgで単位を統一しています。
様々な成分が入っていますが、やはりたんぱく質と脂質、炭水化物が主成分となります。
牛乳と比べて、脂質と炭水化物が少ないのが特徴ですね。
牛乳と比べてカリウムが多く含まれますが、カルシウムやリンがほとんど含まれていません。
それでも、他の成分より多く含まれていますが微々たるものです。
健康効果について
カルシウム摂取では牛乳に完敗ですが、大豆から出来ている豆乳には
イソフラボン
という力強い味方がいます。
このイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た分子構造をしているため、
同じ作用があると言われています。
エストロゲンや代替ホルモンとしてのイソフラボンの働きが安定的に体内で供給されれば
- 乳がんなどのホルモン依存型のがん予防
- 骨粗鬆症の予防
となります。
女性は特に摂取しておきたいですね。
私は今、青汁を通してですが
飲めるようになってとても嬉しいです!
アレルギーについて
- 皮膚や粘膜のかゆみ
- 皮膚の赤み、腫れ
- じんましん
- 呼吸困難
- アナフィラキシー
豆料理が大丈夫でも、豆乳・豆乳製品を飲むとアレルギー症状が出ることがあります。
国民生活センターが2013年に発表していますが、
豆の加工度合いが低い製品を摂取した特定の花粉症の人が起こすことが多いとのことです。
※豆腐や納豆は大丈夫なのに、豆乳で症状が出てしまったりします
豆乳や大豆製品を多く摂取してキャパオーバーになると発症するわけではないので
現在問題なく摂取できている人は今後も食べたり飲んだりしても全く問題はありません。
不安な人は内科でのアレルギー検査をお勧めします。
飲みやすい豆乳製品について
牛乳は、スーパーなどで大量に売っていますし
味もほぼ均一で迷う事はありません。
豆乳も様々な種類が売られていますが、苦手な人にとっては死活問題です。
こちらのブログで飲みやすい豆乳を紹介されているので、苦手な方は
ぜひご覧になってみてください。
このブログで取り上げている青汁も登場しています♪
飲み物や食べ物への利用のはなし
スターバックス
牛乳が入っているものを、豆乳に変更することが出来ますよね!
有名です。
豆乳に変更した方がまろやかな味がする上、ヘルシーです。
女性はこちらに変更される方も多いのではないでしょうか。
うちの夫は豆乳に変更する方を好みます。
牛乳より甘みを感じて美味しいとのこと。
好みの問題もあるかもしれませんが、脂質の事を考えると
積極的に豆乳の方へ変えてみるもの良いですね。
シチューやクリームパスタ
シチュールーやパスタソースを自分好みに仕上げる時、
牛乳や豆乳をプラスする事があります。
パッケージに書かれていることもありますよね。
その「牛乳」の部分を「豆乳」に変換して混ぜると
濃厚でトロっとした味わいの料理が完成します。
特にパスタは、麺にソースをできるだけ絡めて食べたいので
いつも豆乳を利用して仕上げています。
シチューは固形ルーを溶かした後で硬さが足りないと感じた時に
牛乳の代わりに豆乳を入れています。
どちらも調整豆乳では砂糖が足されていることが多いので、
必ず無調整を使ってください。料理に使うときは無調整!が鉄則。
それによって脂質や糖質を抑えることができ、ヘルシーな料理になります♪
まとめとして
アレルギーがなくどちらとも問題なく飲める場合ですと、
- カルシウム摂取・サラっとした飲み口を目的とするなら牛乳
- ダイエットでヘルシーさを求めている、女性ホルモンを助けたいとするなら豆乳
以上となります。
必ずどちらかでないといけないですよ!ということはありませんので
青汁と混ぜて飲むときや料理に使う際に、この成分の違いを少しだけ思い出してみてください。
自分の目的に合った食生活が出来る事間違いなしですよ♪
粉末の青汁をどちらで割った方が美味しいか検証した記事もあります↓
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